千歳市女子中学生誘拐殺人事件

千歳市女子中学生誘拐殺人事件は、1975年(昭和50年)9月21日に千歳市の女子中学生が誘拐され、1994年(平成6年)7月28日に遺体が発見された誘拐殺人事件および未解決事件である。

事件概要

1975年(昭和50年)9月21日、千歳市立富丘中学校1年生の女子生徒C(当時12歳)が近くの空地へ虫取りに行ったきり失踪した。翌日には「1人誘拐した。3000万円を用意しろ。でなければもう1人を誘拐することとなる。」と身代金を要求する電話が千歳市役所へかかった。

24日には千歳署による公開捜査が開始されたが、女子生徒Cが発見されることはなかった。なお、身代金を要求する電話はそれ以降かかっていない。

失踪から数年が経ち捜査も打ち切られていたが、1994年(平成6年)7月28日に千歳市中央の国道337号から東に約850Mの雑木林で女性の頭蓋骨が発見された。新千歳空港からのバイパス建設中に発見されたもので、発見したのは早来町内の造材業者である。

同年9月21には、鑑定の結果頭蓋骨が女子生徒Cのものと断定された。頭蓋骨は下あごの部分がなく、外傷もなかったという。また、歯の状況から年齢12歳前後と推定されており、被害者の失踪後まもなく何者かに殺害されたものと考えられる。

被害者の父親

被害に遭った女子生徒Cは、大工の父親と2人暮らしをしていた。その父親は事件の数年後に転勤で東京へ引っ越していた。その後1989年4月に兵庫県明石市で交通事故により死亡した。

女子生徒Cの遺骨が見つかったころにはもう家族はいなく、千歳署が親類を探して引き渡すことになった。

参考サイト

C=千葉弓枝

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