ぽすとかん

ぽすとかんとは、札幌市南区石山にある歴史的建造物である。旧石山郵便局。喫茶店や軟石の販売店も設置されている。

概要

1940年(昭和15年)に建設された旧石山郵便局の建物をそのまま利用し、地域のコミュニティスペースとして営業している。建物は札幌軟石でできており、札幌景観資産第5号に指定されている。

2018年(平成30年)には「ぽすとかん再生プロジェクト」が立ち上がり、建物保存、地域の拠点に向けての準備が開始された。同時にクラウドファンディングを利用し、300万円を目標として資金調達を開始した。同年12月には目標額を達成し、建物が改装された。

ぽすとかん外観(2019年8月13日撮影)
住所:札幌市南区石山2条3丁目1-26

アクセス

  • じょうてつバス「石山中央」停留所より徒歩2分
  • 地下鉄真駒内駅より車で6分

沿革

  • 1902年(明治35年)2月、穴の沢郵便受取所として開設される。
  • 1908年(明治41年)1月、石山郵便局へ改称される。
  • 1940年(昭和15年)、軟石を使用した現在の建物へ改築される。
  • 1965年(昭和40年)、電話交換機が撤去される。
  • 1974年(昭和49年)、札幌南郵便局として石山2条4丁目に移転。建物は郵便局としての役割を終える。
  • ​1997年(平成9年)、道路拡幅により曳き屋される。「ぽすとかん」と命名される。
  • 2018年(平成30年)12月21日、クラウドファンディング目標額(300万円)を達成する。
  • 2019年(平成31年)4月27日、物販・カフェを中心とした地域のスペースとして改装オープンする。

軟石や

札幌軟石を使用した小物を販売している店舗である。鉢・表札・看板など、可愛らしい雑貨が人気である。

元々は石山1条2丁目9-22にて営業していたが、ぽすとかんの改装をきっかけに移転してきた。

ニシクルカフェ

ニシクルとはアイヌ語で「雲」という意味がある。北海道産小麦100%の自家製酵母パンを提供するカフェスペースである。

元々は石山2条2丁目7-33にて営業していたが、ぽすとかんの改装をきっかけに移転してきた。

メニュー

  • ニシクルカレー
  • チーズと生ハムのサンド
  • 厚木しいたけと生ハムのサンド
  • 自家製酵母のベーグル
  • 本日のデザート

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