地下鉄琴似駅女子高生通り魔事件

地下鉄琴似駅女子高生通り魔事件は、1989年(平成元年)7月25日に札幌市西区琴似の地下鉄琴似駅構内で起きた通り魔殺人事件である。この事件では札幌山の手高校の女子生徒が犠牲となった。

事件概要

1989年7月25日12時40分頃、札幌山の手高等学校2年の女子生徒複数名が地下鉄琴似駅構内の女子トイレで談笑していた。そこに犯人となる男が侵入、女子生徒達はその場から逃げ出したが、逃げ遅れた女子生徒Sが犯人に刃物で刺された。

刺された女子生徒Sは這いつくばって近くの階段を上り、玉光堂(紀伊国屋ビル地下1階・2009年3月29日閉店)まで助けを求めに行った。玉光堂の店員の通報により駆けつけた救急隊により、被害者は病院へ運ばれた。その後は友人の輸血を受けるなど懸命な治療を受けたものの、傷が深く同年8月14日に死亡した。

犯人は被害者を刺した後逃走した。まもなくして駅周辺に似顔絵付きの看板が設置された。その後犯人は逮捕されるも、精神分裂病(現在の統合失調症)であったため罪に問うことができなかったとの噂がある。[要出典]

事件現場となったトイレ(2019年9月7日撮影)

事件後

事件現場となったトイレは奥まった場所にあり、暗い雰囲気であることが問題視されていた。同年9月には、事件の教訓を生かして防犯ベルが設置されることになった。

参考サイト

S=菅原揺子

コメント

タイトルとURLをコピーしました