味の三平(あじのさんぺい)とは、札幌市中央区南1条西3丁目に存在するラーメン屋である。札幌味噌ラーメンの元祖と言われている。
店舗概要
1950年(昭和25年)に屋台ラーメンで稼いだ資金を元手に、札幌市中央区南7条西3丁目で開業した。開業当時は醤油ラーメンと塩ラーメンのみの提供だった。1968年(昭和38年)に現在の場所へ移転した。
「三平」という店名の由来は、創業者である大宮守人のあだ名から来ている。旧制中学時代、産婆さんのような大きな鞄で通っていたことから「さんちゃん」と呼ばれていたという。
住所:札幌市中央区南1条西3丁目2 大丸藤井セントラル4F |
アクセス
- 地下鉄大通駅12番出口または17番出口より徒歩2分
- 市電「西4丁目」停留所より徒歩3分
味噌ラーメン誕生秘話
「味噌は体にいい」が持論だった大宮守人は、味噌汁をヒントに工夫を重ねて「味噌味メン」を生み出すことに成功した。それがいつしか「味噌ラーメン」という名前になり、味噌ラーメンの元祖となった。豚汁にラーメンを入れたのが始まりとする俗説もあるが、都市伝説であると否定している。
また、今や札幌ラーメンの定番となっている「縮れ麺」も、西山製麺との協業により開発した。当時は一般的にストレート麺しか流通しておらず、濃厚なスープによく絡む麺を作りたいという意志から生まれた。時代に合わせて麺の太さも変わっているが、コシと弾力は昔から変わっていないという。
メニュー
- 味噌ラーメン
- 醤油ラーメン
- 塩ラーメン
- 鉄火ラーメン
- チャーシュー麺
- ワンタン麺
- お子様ラーメン
- 手作りシューマイ
コメント