豊滝

豊滝(とよたき)とは、札幌市南区に存在する地名である。

概要

1887年(明治20年)頃より、札幌農学校第四農場や御料地の小作地として開墾が始まった。地名の由来は、滝が多いためとする説と、豊平町の豊と滝の沢の滝を合わせたものとする説がある。

元々は豊平町大字平岸村の鱒ノ沢・鱒沢・一ノ沢・簾舞・盤ノ沢を含む地域だった。

果樹園や湧き水を飲むことができるスポットがあるなど、自然豊かな地域となっている。そのため、ヒグマが毎年のように出没する地域でもある。

歴史

  • 1887年(明治20年)頃、札幌農学校第四農場や御料地の小作地として開墾が始まる。
  • 1900年(明治33年)に公立瀧ノ澤簡易教育所(後の豊滝小学校)が新設される。
  • 1902年(明治35年)、平岸村が豊平村に合併されたため、豊平村大字平岸村の一部となる。
  • 1908年(明治41年)、町制施行により豊平町となる。
  • 1908年(明治41年)5月、滝の沢神社(現・豊滝神社)が建立される。
  • 1924年(大正13年)1月、定山渓鉄道の滝の澤停留所(後の滝の沢駅)が開業する。
  • 1925年(大正14年)、御料地だった農耕地と山林の払い下げが行われた。
  • 1944年(昭和19年)の字名改正時に行政地名として「豊滝」が定められる。
  • 1948年(昭和23年)1月11日、定山渓鉄道の豊滝停留所が開業する。
  • 1961年(昭和36年)、豊平町が札幌市と合併する。
  • 1962年(昭和37年)、豊滝の西部(旧・一ノ沢)が小金湯となる。
  • 1972年(昭和47年)の区制施行に伴い札幌市南区となる。
  • 2001年(平成13年)2月15日、北海道開発局により「道路情報館」が開設される。(閉館済み)
  • 2005年(平成17年)7月、ノースサファリサッポロが開業する。

住所

町名郵便番号
豊滝062-0931

施設

公的施設

  • 豊滝会館(豊滝494)
  • 豊滝除雪ステーション(豊滝424-1)

レジャー施設

  • ノースサファリサッポロ(豊滝469-1)
  • 豊滝クレー射撃場(豊滝517)
  • 豊滝バーガーヒル(豊滝408)

寺・神社

  • 豊滝神社
  • 盤龍山信行院(豊滝 龍神の水)
  • 清勝寺

公園

  • とよたき公園
  • 豊滝くわがた公園

飲食店

  • 鹿林そば豊滝店(豊滝420-50)

果樹園

  • サンシャインフルーツ園土田(豊滝427-14)
  • 篠原果樹園(豊滝44)
  • とよたきフルーツパーク(豊滝52)
  • Snowberry Farm(豊滝130)

過去に存在した施設

教育機関

  • 札幌市立豊滝小学校(豊滝492) – 2016年3月31日閉校

公的施設

  • 道路情報館(豊滝424-1) – 2008年3月11日閉館

交通

  • 滝の沢駅(定山渓鉄道) – 1969年11月1日廃止
  • 豊滝停留所(定山渓鉄道) – 1969年11月1日廃止

参考文献

  • 「札幌の地名がわかる本」(亜璃西社)

関連サイト

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