国立病院機構札幌南病院

国立病院機構札幌南病院(こくりつびょういんきこうさっぽろみなみびょういん)は、かつて札幌市南区白川にあった病院である。2010年(平成22年)3月1日の国立病院機構北海道医療センターへの統合に伴い閉院した。

概要

戦時中の軍人医療所として開設され、戦後は神経筋疾患及び結核を含む呼吸器疾患の専門的な医療を行ってきた。1951年(昭和26年)11月1日には、御料橋を渡った先に定山渓鉄道の「東簾舞停留所」が開設され、当病院へのアクセスが改善された。

閉院後は外壁をパーテーションで囲われ閉鎖された。2017年に解体及び土壌汚染対策工事の入札が行われ、2019年1月までに建物が解体された。

解体後の旧国立札幌南病院跡地(2019年1月4日撮影)

外来診療受付時間は午前8:30~11:00、午後13:30~14:30までで、土曜・日曜・祝日は休診だった。

沿革

  • 1943年(昭和18年)10月15日、傷痍軍人北海道第二療養所として創設
  • 1945年(昭和20年)、厚生省に移管し国立北海道第二療養所となる
  • 1974年(昭和49年)、国立療養所札幌南病院と改称
  • 2004年(平成16年)、独立行政法人国立病院機構札幌南病院と改称
  • 2010年(平成22年)、国立病院機構北海道医療センターへの統合に伴い閉院

診療科目

  • 内科
  • 神経内科
  • 呼吸器科
  • 消化器科
  • 循環器科
  • 外科
  • 整形外科
  • 呼吸器外科
  • リハビリテーション科
  • 放射線科
  • 麻酔科

国立療養所札幌南病院附属看護学校

国立療養所札幌南病院附属看護学校(こくりつりょうようじょさっぽろみなみびょういんふぞくかんごがっこう)は、国立療養所札幌南病院に併設されていた看護学校である。

沿革

  • 1943年(昭和18年)4月、傷痍軍人北海道第二療養所附属看護婦養成所として開設される。
  • 1977年(昭和52年)4月より国立療養所札幌南病院附属看護学校として3年課程の看護学校に変わった。
  • 2003年(平成15年)3月、国立療養所西札幌病院附属札幌看護学校への統合に伴い閉校した。

課程および卒業生数

  • 看護婦3年課程(1019名)
  • 看護婦2年課程(338名)
  • 准看護婦課程(222名)
  • 乙種看護婦養成(46名)
  • 旧制度看護婦養成(196名)
  • 旧制度保健婦養成(144名)

参考サイト

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