国道36号里塚乗用車正面衝突事故

国道36号里塚乗用車正面衝突事故は、1980年(昭和55年)10月25日に札幌市豊平区(現・清田区里塚で発生した、乗用車とミキサー車による正面衝突事故である。この事故で運転者の男性と、同乗していた恵庭南高校の女子生徒4名が死亡した。

事故概要

1980年10月25日13時50分ころ、札幌市豊平区里塚の国道36号で、道都大学短期大学部の学生(19歳男性)が、普通乗用車を運転し時速約100km/hで前の車を追い越すためにセンターラインを越えて進行中、対向のミキサー車を発見して急ブレーキをかけたところ、路面が雨で濡れていたためスピンしミキサー車と正面衝突した事故である。

この事故により、乗用車を運転していた男子学生と、同乗していた北海道恵庭南高等学校に通う女子生徒4名の計5名が死亡した。運転していた男子学生は親の車を借りていたため、任意保険には加入していなかった。

事故の背景

当時は大学生や社会人が、女子高校生を連れて車で遊びに行くという事例が多かった。被害に遭った女子生徒4名も、運転していた大学生に誘われて遊びにいく途中であったと考えられる。

女子生徒の通う恵庭南高校では、下校時間になると学校付近に複数の車が停まっていたという。近隣の恵庭公園では放課後の生徒が制服から私服に着替える様子も目撃されていた。車に乗り込んだ女子生徒たちは、札幌のディスコなどに遊びに出掛けていたと言われている。

参考サイト

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