エゾヒグマ

エゾヒグマは、北海道に生息するネコ目(食肉目)クマ科クマ亜科クマ属に分類されるヒグマの亜種である。

概要

 ヒグマは子供にも人気の動物であり、可愛い印象を持っているひとも少なくない。しかし、遭遇すると命を落としかねない非常に危険な動物である。そのため、道民が最も恐れている動物でもある。

体長

 成長したオスのヒグマでは、体長2.5~3m、体重は250~500㎏に達する。この体格で素早い動きと持久力、圧倒的な力と鋭い爪が備わっており、人間と比較すると、恐ろしい体格なのがよくわかる。

出没地域

 最も多く存在するのが知床であるが、出没地域は北海道全域であり、人が住んでいるところにも出没する。そのため、近年人気の登山でもヒグマと遭遇しないための知識が必要であり、安易な気持ちで山に近づくのは危険である。2019年8月にも札幌市南区にヒグマが出没し、ハンターによって駆除された。

出没時期

 最もヒグマの出没する時期は、冬眠時期の前後であり、空腹の5~6月と冬眠前の10~11月である。

ヒグマに出会った時の対処

  • 走らず、ゆっくりと後退する。背中は絶対見せない。
  • 大きな声を出さない。
  • 死んだふりは効果がないのでしない。
  • 突発的な動きはしない。
  • 襲われたら、うつぶせになり頭や首等を守り、死なないことを祈る。

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